“道者笠”の読み方と例文
読み方割合
どうじゃがさ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
こんべりの道者笠どうじゃがさをかぶり、白木の杖と一個のりんを手にしていた。そして、黙然もくねんと、そこに突っ立った白い姿に、かすりのような木の影が落ちている。
鳴門秘帖:05 剣山の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
独楽こまをふところに入れたのは、白衣びゃくえ戒刀かいとうびた道者笠どうじゃがさの六で、つれのさむらいにかりうけた朱柄あかえの槍をかえし、なにかクスクスわらいながら、あとのさわぎを知らぬ顔して
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)