“遁身(にげみ)” の例文
見物席の少年が二三人、足袋を空に、逆(さかさ)になると、膝までの裙(すそ)を飜(ひるがえ)して仰向(あおむけ)にされた少女がある。マッシュルームの類であろう。大人は、立構えをし、遁身(にげみ)になって、声を詰めた。
木の子説法 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)