“進陟”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
しんちょく50.0%
しんちよく50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
抽斎の校勘の業はこの頃着々進陟しんちょくしていたらしい。森枳園が明治十八年に書いた『経籍訪古志』のばつに、緑汀会りょくていかいの事をしるして、三十年前だといってある。緑汀とは多紀茝庭たきさいていが本所緑町の別荘である。
渋江抽斎 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
購読して、記事の進陟しんちよくを待つてゐるうち、病気が重体に陥つた。柏軒の阿部侯を療する段を読まずして死するのが遺憾だ
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)