連衆れんじゅ)” の例文
彼の節度に服した連衆れんじゅの敏感を利用したとは言いながらも、とにかくに時代の姿をこれほどにも精確に、後世に伝え得た者も少ない。
木綿以前の事 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
地方に割拠かっきょした連衆れんじゅの群は小さかったけれども、彼らの間だけではその一人の感じたことが、いつのまにか他の朋輩の修養にもなっていた。
木綿以前の事 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
何も弁明したところで通じなければ結局は仕方があるまいと私たちには思えるのだが、それにはまた第三の理由として、連衆れんじゅの支持というものがあった。
木綿以前の事 (新字新仮名) / 柳田国男(著)