“通禧”の読み方と例文
読み方割合
みちとみ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
通禧みちとみ烏帽子えぼし狩衣かりぎぬを着け、剣を帯び、紫の組掛緒くみかけおという公卿くげ扮装いでたちであったが、そのそばには伊藤俊介が羽織袴はおりはかまでついていて、いろいろと公使らの間を周旋した。
夜明け前:03 第二部上 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
月の二十一日には、六か国の公使らは通禧みちとみからの書面を受けて、東征の師のおこったという報告に接した。武器を輸入して徳川慶喜およびその臣属を助くべからずとの意味を読んだ。
夜明け前:03 第二部上 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)