“途途”の読み方と例文
読み方割合
みちみち100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
やがて授業時間がすむのを待ちかねて、生徒達は急いでうちへ帰っていった。葉子は一番最後に学校の門を出て、たったひとり帰ってきた。途途みちみちにも今日の地理の時間のことが心を放れなかった。
先生の顔 (新字新仮名) / 竹久夢二(著)
彼等は昨日のごとく三人連れで出かけた。途途みちみち時子は京都といふところは近所のうるさいところだと云つた。実枝が時時日本髪に結ふとそれさへ町内の問題になると告げた。これには礼助も驚かされて
曠日 (新字旧仮名) / 佐佐木茂索(著)