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追従笑
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ついしょうわら
ふりがな文庫
“
追従笑
(
ついしょうわら
)” の例文
追従笑
(
ついしょうわら
)
いの大口を開くと歯茎が鼻の上まで
開
(
はだ
)
けて、
鉄漿
(
おはぐろ
)
の
兀
(
は
)
げた
乱杭歯
(
らんぐいば
)
の間から
咽喉
(
のど
)
が見える。
怯
(
おび
)
えたもんですぜ。
卵塔場の天女
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
先生は、まさか、ぼくに
追従笑
(
ついしょうわら
)
いをさせようとしていられるのではあるまい。自然の感情をいつわるところに、何の平和があり、何のあたたかさがあろう。
次郎物語:05 第五部
(新字新仮名)
/
下村湖人
(著)
円転滑脱ぶりが余りに傍若無人に過ぎていた。海に千年、山に千年の老巧手だれの交際上手であったが、人の顔色を見て
空世辞
(
からせじ
)
追従笑
(
ついしょうわら
)
いをする人ではなかった。
淡島椿岳:――過渡期の文化が産出した画界のハイブリッド――
(新字新仮名)
/
内田魯庵
(著)
にこにこ卑しい
追従笑
(
ついしょうわら
)
いを浮べて、無心そうに首を振り、ゆっくり、ゆっくり、内心、背中に毛虫が十匹
這
(
は
)
っているような
窒息
(
ちっそく
)
せんばかりの
悪寒
(
おかん
)
にやられながらも、ゆっくりゆっくり通るのである。
畜犬談:―伊馬鵜平君に与える―
(新字新仮名)
/
太宰治
(著)
と、薄気味悪い
追従笑
(
ついしょうわら
)
いをしました。
大菩薩峠:27 鈴慕の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
追
常用漢字
小3
部首:⾡
9画
従
常用漢字
小6
部首:⼻
10画
笑
常用漢字
小4
部首:⽵
10画
“追従”で始まる語句
追従
追従口
追従術
追従負