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迥
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はるか
ふりがな文庫
“
迥
(
はるか
)” の例文
仏国大革命の跡方を見ると、誰でもそうだと合点するだろう。革命時代の仏国文明は支那現在の文明よりも
迥
(
はるか
)
に進んでいた。
日支親善策如何:――我輩の日支親善論
(新字新仮名)
/
大隈重信
(著)
しかしその健脚はわたくしの
比
(
たぐい
)
ではなかった。
迥
(
はるか
)
にわたくしに
優
(
まさ
)
った
済勝
(
せいしょう
)
の具を有していた。抽斎はわたくしのためには
畏敬
(
いけい
)
すべき人である。
渋江抽斎
(新字新仮名)
/
森鴎外
(著)
迥
(
はるか
)
に高い
出所
(
でどころ
)
を有せなくてはならんのです。
ファウスト
(新字新仮名)
/
ヨハン・ヴォルフガング・フォン・ゲーテ
(著)
東京に来て
桑田衡平
(
くわたこうへい
)
の家の学僕になっていて、それからこの学校に
入
(
い
)
った。
齢
(
よわい
)
は保より長ずること七、八歳であるのに、級の席次は
迥
(
はるか
)
に
下
(
しも
)
にいた。
渋江抽斎
(新字新仮名)
/
森鴎外
(著)
そこで石田は春を勝手へ下らせて、跡で米の量を割ってみた。陸軍で
極
(
き
)
めている一人一日精米六合というのを
迥
(
はるか
)
に超過している。石田は考えた。自分はどうしても兵卒の食う半分も食わない。
鶏
(新字新仮名)
/
森鴎外
(著)
迥
漢検1級
部首:⾡
9画
“迥”を含む語句
見迥
清迥閑曠