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轎夫
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かごかき
ふりがな文庫
“
轎夫
(
かごかき
)” の例文
それにしても、
轎夫
(
かごかき
)
もいなければ
伴
(
とも
)
の者もいない。まるで投げ
棄
(
す
)
ててでもあるように置いてあるのが不思議でならなかった。
棄轎
(新字新仮名)
/
田中貢太郎
(著)
女は身づくろいもそこそこ礼をくり返して
轎
(
かご
)
のうちへ入る。
轎夫
(
かごかき
)
も九死に一生をえた思い。肩を入れるやいな、飛ぶが如く山をくだって行く——。
新・水滸伝
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
轎 一人乗りで二人の
轎夫
(
かごかき
)
が棒で肩に担いで運ぶもの。十七八世紀にヨーロッパの諸都市で流行した。
二都物語:01 上巻
(新字新仮名)
/
チャールズ・ディケンズ
(著)
と、小さな
旋風
(
つむじかぜ
)
が起ってそれが
薄
(
うっ
)
すりと
塵
(
ちり
)
を巻きながら、
轎夫
(
かごかき
)
の頭の上に巻きあがって青い
簾
(
すだれ
)
の
垂
(
たれ
)
を横に吹いた。簾は鳥の飛びたつようにひらひらとあがった。
艶麗
(
えんれい
)
な顔をした夫人が坐っていた。
悪僧
(新字新仮名)
/
田中貢太郎
(著)
“轎夫”の意味
《名詞》
駕籠や輿をかく者。
(出典:Wiktionary)
轎
漢検1級
部首:⾞
19画
夫
常用漢字
小4
部首:⼤
4画
“轎”で始まる語句
轎
轎丁
轎舁
轎中
轎前
轎屋
轎扉
轎車