“輪鉄”の読み方と例文
読み方割合
わがね100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
あれも輪鉄わがねをすっかり取っ替えなきゃ駄目でがしょうなあ、なにせ、今頃は道路がでこぼこで、どこへ行ってもガタガタと揺れますだから……。
馬車は輪鉄わがねの音をやかましくあたりに響かせながら近附いて来た。いつもの、つんぼじいさんが馭者台ぎょしゃだいにのっていた。
最後の胡弓弾き (新字新仮名) / 新美南吉(著)
車の輪には新らしい輪鉄わがねがはめられ、馬は水飼場から曳き出され、泥坊鍛冶屋も受取ったルーブリ銀貨を数え直しながら、旅の平安を祈っておいて、さっさと帰って行った。