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転手古舞
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てんてこまい
ふりがな文庫
“
転手古舞
(
てんてこまい
)” の例文
古風な
竈
(
かまど
)
に茶釜を懸けて湯を沸かしていたお婆さんは、一時に押寄せた大勢の客に、
転手古舞
(
てんてこまい
)
を演じていたのも無理はない。
秩父宮殿下に侍して槍ヶ岳へ
(新字新仮名)
/
木暮理太郎
(著)
かくて薄暗い奥の土間では、しばしあわただしい
叱咤
(
しった
)
、
跫音
(
あしおと
)
、物音の
転手古舞
(
てんてこまい
)
につれて、まもなくまた、よろこびの声がわき、宋江、端公たちの声もようやく聞えだしていた。
新・水滸伝
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
そこで料理人は
転手古舞
(
てんてこまい
)
で、材料の吟味はもとより、ろくろく
庖丁
(
ほうちょう
)
も研ぐひまがないという景気になる。つまり
濫訳
(
らんやく
)
の弊が生じるわけだ。もっともこれは、何も飜訳文芸に限った話ではない。
翻訳のむずかしさ
(新字新仮名)
/
神西清
(著)
「あっち、こっち、水もり出して、みんな
転手古舞
(
てんてこまい
)
、大へんあるよ」
秘境の日輪旗
(新字新仮名)
/
蘭郁二郎
(著)
転
常用漢字
小3
部首:⾞
11画
手
常用漢字
小1
部首:⼿
4画
古
常用漢字
小2
部首:⼝
5画
舞
常用漢字
中学
部首:⾇
15画
“転手”で始まる語句
転手
転手児舞