“てんてこまい”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
転手古舞50.0%
天手古舞37.5%
転手児舞12.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
かくて薄暗い奥の土間では、しばしあわただしい叱咤しった跫音あしおと、物音の転手古舞てんてこまいにつれて、まもなくまた、よろこびの声がわき、宋江、端公たちの声もようやく聞えだしていた。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
うに伺うのでしたが、何分本務の上の兼務で夜まで引っ張られるものですから、毎日天手古舞てんてこまいです」
ガラマサどん (新字新仮名) / 佐々木邦(著)
私は私でそのさなかに電話口に突立って、八方からかかって来る吉報に転手児舞てんてこまいをしなければならなかった。
鉄鎚 (新字新仮名) / 夢野久作(著)