車小舎くるまごや)” の例文
それは半蔀はじとみ女房輦にょうぼぐるまであったが、余りに用い古されたので、久しく車小舎くるまごやの一隅へすすにまみれていたものらしく、前御簾まえみすは裂け、ながえの塗りはげ落ち、ただそれを引くべく付けられた牛ばかりが
源頼朝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)