“くるまごや”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
輦小舎33.3%
車小舎33.3%
輦小屋33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
気が落着くと、彼は一時、そこの輦小舎くるまごやのうちでスヤスヤ眠ったらしいが、夜が明けてから覚明が粥を持って行ってやると、充血した眼をにぶく開いて
親鸞 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「血にまみれておりますゆえ、輦小舎くるまごやへ入れました」
親鸞 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
それは半蔀はじとみ女房輦にょうぼぐるまであったが、余りに用い古されたので、久しく車小舎くるまごやの一隅へすすにまみれていたものらしく、前御簾まえみすは裂け、ながえの塗りはげ落ち、ただそれを引くべく付けられた牛ばかりが
源頼朝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
輦小屋くるまごやの中の実性は、まだすやすやと昏睡こんすいちている。
親鸞 (新字新仮名) / 吉川英治(著)