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車夫
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くるまひき
ふりがな文庫
“
車夫
(
くるまひき
)” の例文
それでこの日は親父はみぞを掘っていると、午後三時ごろ、親父のはね上げた土が、おりしも通りかかった
車夫
(
くるまひき
)
のすねにぶつかった。
窮死
(新字新仮名)
/
国木田独歩
(著)
「だから誰もそうはならないとは申しませんよ。そりゃお前さんの勝手だから、教師になと
車夫
(
くるまひき
)
になと何になとお
成
(
なん
)
なさるが宜いのサ」
浮雲
(新字新仮名)
/
二葉亭四迷
(著)
市「なに別の事でも御座えませんが、貴方が伊香保から
此方
(
こっち
)
へおいでなすった供に峯松てえ
車夫
(
くるまひき
)
が有りやすか」
霧陰伊香保湯煙
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
「親父は
車夫
(
くるまひき
)
の野郎とけんかをして殺されたのだ。これをやるから
木賃
(
きちん
)
へ泊まってくれ。今夜は仲間と
通夜
(
つや
)
をするのだから。」
窮死
(新字新仮名)
/
国木田独歩
(著)
へえ
手前
(
てまい
)
は此の旦那のお供をして参りました由兵衞と申すものでございますが、貴方は何んの御用で入らっしゃいました、峯松と申す
車夫
(
くるまひき
)
は伊香保へ残して置き
霧陰伊香保湯煙
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
▼ もっと見る
見る間に付近に散在していた土方が集まって来て、
車夫
(
くるまひき
)
はなぐられるだけなぐられ、その上交番に引きずって行かれた。
窮死
(新字新仮名)
/
国木田独歩
(著)
彼
(
あ
)
のくらいまた人柄の
善
(
よ
)
い御新造も
沢山
(
たんと
)
はありませんね、お可愛そうに世の中の事を御存じないのだから驚きましたろう、峰松と云う
車夫
(
くるまひき
)
が
騙
(
だま
)
して引摺り出して
霧陰伊香保湯煙
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
“車夫”の意味
《名詞》
車夫(しゃふ)
人力車を引いて人を運ぶことを仕事にする人。人力車夫。
(出典:Wiktionary)
車
常用漢字
小1
部首:⾞
7画
夫
常用漢字
小4
部首:⼤
4画
“車夫”で始まる語句
車夫様
車夫體
車夫同士
車夫風情