“蹶立”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
けた80.0%
けだ20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
かかる席につらなりては、口利くちきくだにずかしきものを、いざさらば帰るべしとて、思うままに言いののしり、やおらたたみ蹶立けたてて帰り去りぬ。
妾の半生涯 (新字新仮名) / 福田英子(著)
軍馬のひづめが、滅茶滅茶に土を掘り返し、その土をまた兵が蹶立けたてるからである。
上杉謙信 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
話しながら博士達がランチに乗ると、沖へ向かって波を蹶立けだて、進み出た。沖には、駆逐艦に護られて、C・C・D潜水艦が繋がれてあった。
骸骨島の大冒険 (新字新仮名) / 山本周五郎(著)