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蹄係
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わな
ふりがな文庫
“
蹄係
(
わな
)” の例文
蔵元屋の
蹄係
(
わな
)
にかからぬよう、襟半様の暖簾に傷の付かぬよう、又は黒田五十五万石の御納戸に障らぬよう、
忠告
(
いれこと
)
を申上る覚悟でおりました。
狂歌師赤猪口兵衛:博多名物非人探偵
(新字新仮名)
/
夢野久作
(著)
二の足には毛ありて腋下に及び、
背胸
(
せむね
)
また左右の脇には
蹄係
(
わな
)
と小楯と畫かれぬ 一三—一五
神曲:01 地獄
(旧字旧仮名)
/
アリギエリ・ダンテ
(著)
地の下に
陥囲
(
おとしあな
)
が仕かけてありましたので、二人ともその中に落ち込んだ上に、その又
陥囲
(
おとしあな
)
の
中
(
うち
)
に在った
蹄係
(
わな
)
に手足を縛られて、
身体
(
からだ
)
を動かすことも出来なくなりました。
豚吉とヒョロ子
(新字新仮名)
/
夢野久作
、
三鳥山人
(著)
正木博士が仕掛けておいた
蹄係
(
わな
)
に美事に引っかかって、スッカリ
馬鹿廻
(
ばかまわ
)
しにされていたのだ……。
ドグラ・マグラ
(新字新仮名)
/
夢野久作
(著)
果せる
哉
(
かな
)
、呉一郎は美事に
蹄係
(
わな
)
に引っかかった。岩の蔭で夢中になって絵巻物を繰り展げているうちに、スラリと姿を消して
終
(
しま
)
うくらい何でもない芸当であったろう……いいかね……。
ドグラ・マグラ
(新字新仮名)
/
夢野久作
(著)
蹄
漢検準1級
部首:⾜
16画
係
常用漢字
小3
部首:⼈
9画
“蹄”で始まる語句
蹄
蹄鉄
蹄音
蹄鉄屋
蹄鉄形
蹄戛
蹄殻
蹄雲
蹄状紋
蹄血斑