しや)” の例文
「熱い日でしたね。病院があんまりあついものだから、とう/\こらへ切れないで出てたの。——あなたは又何であんな所にしやがんでらしつたの」
三四郎 (新字旧仮名) / 夏目漱石(著)
「まあ大変ね。これをどうするの」と美禰子が云つた時、三四郎はしやがみながら振り返つた。にや/\笑つてゐる。
三四郎 (新字旧仮名) / 夏目漱石(著)
これをへやなかへ入れて、片付けるんです。今に先生も帰つてて手伝ふ筈だから訳はない。——君、しやがんで本なんぞ読みしちや困る。あとで借りて行つてゆつくりむがいゝ
三四郎 (新字旧仮名) / 夏目漱石(著)