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跳梁跋扈
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ちょうりょうばっこ
ふりがな文庫
“
跳梁跋扈
(
ちょうりょうばっこ
)” の例文
選挙界の気風は
益々
(
ますます
)
堕落し、ついに有志と唱うる一種の周旋人が
跳梁跋扈
(
ちょうりょうばっこ
)
して、ここに選挙の真意義は全く没却さるるに至ったのである。
選挙人に与う
(新字新仮名)
/
大隈重信
(著)
「それに」と舞二郎はうれしそうに、「お聞き及びでもござろうが、婦女子をかすめる悪漢が
跳梁跋扈
(
ちょうりょうばっこ
)
しているようで」
剣侠受難
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
鎌を買う
資本
(
もとで
)
がない、従ってかの女、いや、あの野郎の
狼藉
(
ろうぜき
)
にまかせてあるが、
跳梁跋扈
(
ちょうりょうばっこ
)
の
凄
(
すさま
)
じさは、時々切って棄てないと、木戸を
攀
(
よ
)
じ、縁側へ這いかかる。
薄紅梅
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
しかしこの時代でも、こうした悪鬼の
跳梁跋扈
(
ちょうりょうばっこ
)
をいつまでも見逃がしてはおかなかった。
青蛙堂鬼談
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
同じく南太平洋水域に
跳梁跋扈
(
ちょうりょうばっこ
)
したものに駆逐艦シャッガァ号というのがあった。
ウニデス潮流の彼方
(新字新仮名)
/
橘外男
(著)
▼ もっと見る
あらゆる国境の荒くれ男どもが
跳梁跋扈
(
ちょうりょうばっこ
)
したのである。
スリーピー・ホローの伝説:故ディードリッヒ・ニッカボッカーの遺稿より
(新字新仮名)
/
ワシントン・アーヴィング
(著)
南町奉行
筒井和泉守
(
つついいずみのかみ
)
、北町奉行
榊原主計守
(
さかきばらかずえのかみ
)
、二人ながら立派な名奉行であったが、鼓賊にだけは手が出せなかった。
跳梁跋扈
(
ちょうりょうばっこ
)
に
委
(
まか
)
すばかりであった。
名人地獄
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
跳
常用漢字
中学
部首:⾜
13画
梁
漢検準1級
部首:⽊
11画
跋
漢検1級
部首:⾜
12画
扈
漢検1級
部首:⼾
11画
“跳梁”で始まる語句
跳梁
跳梁権
跳梁奔馳