ひぎまず)” の例文
それとても朧気おぼろげながら、彼処かしこなる本堂と、向って右のかたに唐戸一枚隔てたる夫人堂のおおいなる御廚子みずしうちに、あや几帳きちょうの蔭なりし、ひぎまずける幼きものには、すらすらと丈高う
一景話題 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)