あしくび)” の例文
からまった網目を細い脚やあしくびから外してやると、私の掌を力いっぱい蹴りつけて、小鳥は空へ飛んでゆく。掌に筋が残るほど、その力は強い。そこにわけのわからない、快感のようなものがある。
庭の眺め (新字新仮名) / 梅崎春生(著)