“趾先”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
つまさき50.0%
あしさき50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
この一挺(ちょう)のかご、走りは走りだしたものの、先棒の趾先(つまさき)は、いつまでも、浅草の方角を指してはいないのだ。東南に、急ぐべきを、あべこべに、西北へ
雪之丞変化 (新字新仮名) / 三上於菟吉(著)
十本あまりの毒刃は、ズ、ズ、ズと、趾先(つまさき)ですり寄る刺客たちと一緒に、二人の前後に押し迫る。それが、二間に足らぬところまで来ると、おのずと止って、シーンとした静寂(せいじゃく)——死の沈黙。
雪之丞変化 (新字新仮名) / 三上於菟吉(著)
まるで、明るみの中を歩くように、雑多にころがっている、仏具や、金仏の間を、巧みに趾先(あしさき)さぐりに通り抜けて、近づいたのが、須弥壇(しゅみだん)の前——抹香臭(まっこうくさ)さ、かび臭さが鼻を撲(う)つ。
雪之丞変化 (新字新仮名) / 三上於菟吉(著)