“趾跡”の読み方と例文
読み方割合
あしあと100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そこには熊の趾跡あしあとがあった。それから、小さい、何か分らぬ野獣の趾跡が到るところに印されていた。よもぎが雪におおわれていた。灌木かんぼくの株に靴が引っかかった。二人は、熱病のように頭がふらふらした。
渦巻ける烏の群 (新字新仮名) / 黒島伝治(著)