“後趾”の読み方と例文
読み方割合
あとあし100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
彼れは気丈きじょうにも転がりながらすっくと起き上った。直ぐ彼れの馬の所に飛んで行った。馬はまだ起きていなかった。後趾あとあしで反動を取って起きそうにしては、前脚を折って倒れてしまった。
カインの末裔 (新字新仮名) / 有島武郎(著)
外貌は似ているが二つは全然別種で、最も著しい差異は後趾あとあしの指の数が、ヤチムジは四本で他の一本は上の方に附いているに反して、マミムジは五本並びそろい、それも長くして猿に似ている。
狸とムジナ (新字新仮名) / 柳田国男(著)