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趺
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ふ
ふりがな文庫
“
趺
(
ふ
)” の例文
さて二人に案内を請ひて墓の所に至るに、墓は尋常の
棹石
(
さをいし
)
にて、高さ二尺七寸、横一尺、
趺
(
ふ
)
は二重に候。
伊沢蘭軒
(新字旧仮名)
/
森鴎外
(著)
我等は倒れたる一圓柱の
趺
(
ふ
)
の上に踞したり。ジエンナロの力に頼りて、
乞兒
(
かたゐ
)
の群を逐ひ拂ふことを得たりしかば、我等の心靜に
四邊
(
あたり
)
の風景を
玩
(
もてあそ
)
ぶには、復た何の
妨
(
さまたげ
)
もあらざりき。
即興詩人
(旧字旧仮名)
/
ハンス・クリスチャン・アンデルセン
(著)
峯々は、さながら、一種の華美にして沈欝な、鮮麗にしてしかも陰惨な、
奇
(
あ
)
やしい錦繍の衣を引きまとって、屈み加減に凝然と、結
跏
(
か
)
し
趺
(
ふ
)
坐しているのである。そこに何らの動揺もない。
ある偃松の独白
(新字新仮名)
/
中村清太郎
(著)
趺
漢検1級
部首:⾜
11画
“趺”を含む語句
趺坐
結跏趺坐
趺座
半跏趺坐
安坐趺跏
結跏趺座
趺坐相
趺坐瞑目
趺石
趺跏量見智
高趺