足音あおと)” の例文
雨雲はおちかかるばかりにくらけれど、ひさしく住みなれし里なれば迷ふべうもあらじと、夏野わけ行くに、いにしへの七六継橋つぎはしも川瀬におちたれば、げに七七駒の足音あおともせぬに
天つ世の魂の足音あおとのきこゆらしゆめの国ゆくあかつきの時
夢の国 (新字旧仮名) / 片山広子(著)