“足海”の読み方と例文
読み方割合
たるみ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ここから南北の嶺道みねみちは、嶺ながらおおむね平らだった。余吾西岸の足海たるみ、茂山のあたりまで、ほとんどゆるい傾斜をもった降りである。
新書太閤記:09 第九分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「事態は急変。おもとにも、飯浦坂の堀切を捨て、早々、峰道を西へとり川並、足海たるみ峠のあたりまで、一気に兵を退げられよ」
新書太閤記:09 第九分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
賤ヶ嶽はここから山つづき一里余の南方に在り、岩崎山、大岩山、茶臼山、足海たるみ峠など、余吾ノ湖をめぐる群峰の主山をなしている位置にある。
新書太閤記:09 第九分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)