“足埃”の読み方と例文
読み方割合
あしぼこり100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
まちには電燈がついた。四辻よつつじはひとしきり工場から吐き出される職工等の足埃あしぼこり狭霧さぎりに襲はれたやうにけむつた。彼は波止場から宿の方へ急いだ。さつさと町の片側を脇目わきめもふらず歩いて行つた。
煤煙の匂ひ (新字旧仮名) / 宮地嘉六(著)