足利高氏あしかがたかうじ)” の例文
この篠村しぬむら八幡へは、かつて元弘の頃、足利高氏あしかがたかうじも、願文をめたことがある。高氏はこの駅路うまやじに来て旗を立て、勅命にこたえ奉るなりと声明して、一挙京都に入り、六波羅ろくはらおとした。
新書太閤記:07 第七分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)