足凳あしだい)” の例文
私たちはそれから、誰かが助けに来て下さる目標めじるしになるように、神様の足凳あしだいの一番高い処へ、長い棒切れをてて、いつも何かしら、青い木の葉を吊しておくようにしました。
瓶詰地獄 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
そうしてあの神様の足凳あしだいの上に来て、頭をむしり掻き挘りひれ伏しました。
瓶詰地獄 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
神様の足凳あしだいと呼んでいる、あの高い崖の上に私がたった一人で登って、いつも二、三匹のフカが遊び泳いでいる、あの底なしの淵の中を、のぞいてみた事は、今までに何度あったかわかりませぬ。
瓶詰地獄 (新字新仮名) / 夢野久作(著)