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超越
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てうゑつ
ふりがな文庫
“
超越
(
てうゑつ
)” の例文
二十四といふにしては、若く弱々しく見えますが、知識的な立派な若者で、貧しさを
超越
(
てうゑつ
)
した、品のよさがあります。
銭形平次捕物控:099 お篠姉妹
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
うか/\と、あとを
歩行
(
ある
)
いた
方
(
はう
)
は
勝手
(
かつて
)
だが、
彼
(
かれ
)
は
勝手
(
かつて
)
を
超越
(
てうゑつ
)
した
朝飯前
(
あさめしまへ
)
であらうも
知
(
し
)
れない。
笛
(
ふえ
)
の
音
(
ね
)
が
胸
(
むね
)
に
響
(
ひゞ
)
く。
城崎を憶ふ
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
強
(
し
)
ひて何か云はなければならないとなると、職業として私は英語を教へてゐるから、そこに起る二重生活が不愉快で、しかもその不愉快を
超越
(
てうゑつ
)
するのは全然物質的の問題だが
永久に不愉快な二重生活
(新字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
随筆を清閑の所産とすれば、清閑は
金
(
かね
)
の所産である。だから清閑を得る前には先づ金を持たなければならない。或は金を
超越
(
てうゑつ
)
しなければならない。これはどちらも絶望である。
野人生計事
(新字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
“超越”の解説
超越(ちょうえつ、en: transcendence)とは、普通の程度を遥かに越えること、または、ある物が別の高い次元にあることを表す語彙・概念である。ここでは後者、とりわけ西洋の神学や哲学(形而上学)における、特殊な用法としての「超越」について解説する。
(出典:Wikipedia)
超
常用漢字
中学
部首:⾛
12画
越
常用漢字
中学
部首:⾛
12画
“超越”で始まる語句
超越智
超越的