“起抜”の読み方と例文
読み方割合
おきぬ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
今朝、寺のかけひの水で、起抜おきぬけに顔を洗うときから、善鬼のおもてには、夜来の感情がすこしもぬぐわれていないのみか、むしろ、そそ毛立っているような凄気せいきをすら——典膳は、ひそかに見ていた。
剣の四君子:05 小野忠明 (新字新仮名) / 吉川英治(著)