“赤隊”の読み方と例文
読み方割合
あかたい100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
五月十五日の蕭々しょうしょうと降りけぶる五月雨さみだれのなかで、彰義隊の第一赤隊あかたいの一兵士である露八の土肥庄次郎は、雨と血と泥土でいどにまみれながら
松のや露八 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
何しろ洋楽といえば少数の文明開化人が横浜で赤隊あかたい(英国兵)の喇叭らっぱを聞いたばかりの時代であったから、満場は面喰めんくらって眼を白黒しながら聴かされて煙に巻かれてピシャピシャと拍手大喝采をした。