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赤熱
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しゃくねつ
ふりがな文庫
“
赤熱
(
しゃくねつ
)” の例文
赤熱
(
しゃくねつ
)
の鉄砂が蛍のように飛び散ると、
荘厳
(
そうごん
)
神のごとき
面
(
おも
)
もちの孫六が、延べ
鉄
(
がね
)
を眼前にかざして刃筋をにらむ……。
丹下左膳:01 乾雲坤竜の巻
(新字新仮名)
/
林不忘
(著)
あのボオドレエルの詩の中にあるような
赤熱
(
しゃくねつ
)
の色に燃えてしかも凍り果てるという太陽は、必ずしも北極の果を想像しないまでも、巴里の町を歩いていてよく見らるるものであった。
新生
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
ぬらぬら濡れている岩の上を踏みぬめらかし踏みすべり、まっくろぐろの四足獣、のどに
赤熱
(
しゃくねつ
)
の
鉄火箸
(
かなひばし
)
を、五寸も六寸も突き通され、やがて、その鬼の鉄棒は胸に到り、腹にいたり、そのころには
虚構の春
(新字新仮名)
/
太宰治
(著)
あの
赤熱
(
しゃくねつ
)
の色に燃えてしかも凍り果てる北極の太陽に
自己
(
おのれ
)
の
心胸
(
こころ
)
を
譬
(
たと
)
え歌った
仏蘭西
(
フランス
)
の詩人ですら、決して
唯
(
ただ
)
梟
(
ふくろう
)
のように眼ばかり光らせて孤独と悲痛の底に震えてはいなかったことを想像し
新生
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
“赤熱”の意味
《名詞》
真っ赤に熱すること。
(出典:Wiktionary)
赤
常用漢字
小1
部首:⾚
7画
熱
常用漢字
小4
部首:⽕
15画
“赤熱”で始まる語句
赤熱鎔岩