贓物ぞうぶつ)” の例文
「その方の衣服と扇子は、それで判っておるが、その余の贓物ぞうぶつは、どこへ隠してある、早く言え、言わなければ、拷問にかけるぞ」
雷峯塔物語 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
六十歳未満は、窃盗十五人、詐欺一人、殺人六人、嬰児殺し三人、堕胎だたい一人、放火九人、贓物ぞうぶつ収受一人、文書偽造一人。
贓物ぞうぶつニ関スル罪若クハ刑法第百七十五条第二百六十条ニ掲ケタル罪ニ因リテ軽罪以上ノ刑ニ処セラレ又ハ其他ノ罪ニ因リテ重禁錮三年以上ノ刑ニ処セラレタルトキ
女大学評論 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
つまり贓物ぞうぶつを焼き払い、証拠を湮滅させようため、わざと小屋へ火を掛けたのであった。
大捕物仙人壺 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
「へい、じゃ嬢的もだんかぶれで、いくらか贓物ぞうぶつが分るんで?」
式部小路 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
「その方の衣服と扇子は、それで判っておるが、そのあまり贓物ぞうぶつは、どこへ隠してある、早く云え、云わなければ、拷問ごうもんにかけるぞ」
蛇性の婬 :雷峰怪蹟 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)