トップ
>
贋札
>
にせさつ
ふりがな文庫
“
贋札
(
にせさつ
)” の例文
利口な人は二度共しくじったから、その次には
贋札
(
にせさつ
)
を沢山こしらえて、さあ欲しいだろう、欲しければ取りにおいでと札を
吾輩は猫である
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
米良は大連の
常盤
(
ときわ
)
橋通りのユダヤ人の経営するカバレット・バビロンで、ロシア領事館の書記の支払った
奉天
(
ほうてん
)
銀行の
贋札
(
にせさつ
)
の下で、皺だらけになった支那紙
晨報
(
しんぽう
)
を拾い読みしているうちに
地図に出てくる男女
(新字新仮名)
/
吉行エイスケ
(著)
論より証拠音が出るんだから、
小督
(
こごう
)
の
局
(
つぼね
)
も全くこれでしくじったんだからね。これがぬすみ食をするとか、
贋札
(
にせさつ
)
を造るとか云うなら、まだ始末がいいが、
音曲
(
おんぎょく
)
は人に隠しちゃ出来ないものだからね
吾輩は猫である
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
“贋札”の意味
《名詞》
偽物の紙幣。
(出典:Wiktionary)
“贋札(
偽札
)”の解説
偽札(にせさつ)とは、偽造された紙幣のことを指し、一般に使用を目的として通貨を複製・偽造し、肉眼・機械その他の方法での判別を困難にしたものをいう。贋札(がんさつ)とも呼ばれている。
(出典:Wikipedia)
贋
漢検準1級
部首:⾙
19画
札
常用漢字
小4
部首:⽊
5画
“贋”で始まる語句
贋物
贋
贋金
贋造
贋者
贋首
贋造紙幣
贋紙幣
贋作
贋鼎