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賎
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いやし
ふりがな文庫
“
賎
(
いやし
)” の例文
是はまあどうした訳と二三日は
気抜
(
きぬけ
)
する程恨めしくは存じたれど、
只今
(
ただいま
)
承れば
御親子
(
ごしんし
)
の間柄、大切の娘御を私風情の
賎
(
いやし
)
き者に
嫁入
(
よめいら
)
してはと
御家従
(
ごけらい
)
のあなたが御心配なすッて
連
(
つれ
)
て
行
(
ゆか
)
れたも御道理
風流仏
(新字新仮名)
/
幸田露伴
(著)
さりながら
正四位
(
しょうしい
)
何の
某
(
なにがし
)
とあって仏師彫刻師を
聟
(
むこ
)
には
為
(
し
)
たがらぬも無理ならぬ人情、是非もなけれど
抑々
(
そもそも
)
仏師は
光孝
(
こうこう
)
天皇
是忠
(
これただ
)
の親王等の系に
出
(
いで
)
て
定朝
(
じょうちょう
)
初めて
綱位
(
こうい
)
を
受
(
う
)
け、
中々
(
なかなか
)
賎
(
いやし
)
まるべき者にあらず
風流仏
(新字新仮名)
/
幸田露伴
(著)
賎
漢検準1級
部首:⾙
13画
“賎”を含む語句
賎民
子賎