資人トネリ)” の例文
此邊から、右京の方へ折れこんで、坊角マチカドを𢌞りくねりして行く樣子は、此主人に馴れた資人トネリたちにも、胸の測られぬ氣を起させた。
死者の書 (旧字旧仮名) / 折口信夫釈迢空(著)
此邊から、右京の方へ折れこんで、坊角マチカドを𢌞りくねりして行く樣子は、此主人に馴れた資人トネリたちにも、胸の測られぬ氣を起させた。
死者の書 (旧字旧仮名) / 折口信夫(著)
此辺から、右京の方へ折れこんで、坊角マチカドを廻りくねりして行く様子は、此主人に馴れた資人トネリたちにも、胸の測られぬ気を起させた。
死者の書 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
ハナに油かけられた資人トネリは、表情に隱さず心の中を表した此頃の人の、自由な咄し方で、まともに鼻を蠢して語つた。
死者の書 (旧字旧仮名) / 折口信夫釈迢空(著)
ハナに油かけられた資人トネリは、表情に隱さず心の中を表した此頃の人の、自由な咄し方で、まともに鼻を蠢して語つた。
死者の書 (旧字旧仮名) / 折口信夫(著)
出端デハナに油かけられた資人トネリは、表情に隠さず心の中を表した此頃の人の、自由なハナし方で、まともに鼻をウゴメカして語つた。
死者の書 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
資人トネリの一人が、とつとゝ追ひついて来たと思ふと、主人のクラに顔をおしつける様にして、新しい耳を聞かした。今行きすがうた知り人の口から、聞いたばかりの噂である。
死者の書 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
ちよつと出る旅にも、大きやかな箱に納めて、一人分の資人トネリの荷として、持たせて行つたものである。其魂の書物を、姫の守りに留めておきながら、誰にも言はずにゐたのである。
死者の書 (旧字旧仮名) / 折口信夫釈迢空(著)
ちよつと出る旅にも、大きやかな箱に納めて、一人分の資人トネリの荷として、持たせて行つたものである。其魂の書物を、姫の守りに留めておきながら、誰にも言はずにゐたのである。
死者の書 (旧字旧仮名) / 折口信夫(著)