豊潤ほうじゅん)” の例文
其の翌日、僕は、六ヶ月かかって発酵はっこうさせたC子という豊潤ほうじゅん美酒びしゅを、しみじみと味わったことだった。
恐しき通夜 (新字新仮名) / 海野十三(著)
と、豊潤ほうじゅんな酒のような歌声が響いてくるのであった。——ジュリアは確かにいた。同じような肢体をもったダンシング・チームの中央で一緒に急調きゅうちょうなステップを踏んでいた。
恐怖の口笛 (新字新仮名) / 海野十三(著)