“ほうじゅん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
芳醇86.2%
豊潤6.9%
豊醇6.9%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
芳醇ほうじゅんかおりは昼の無念を掻き消し、五臓にみてゆく快感は、再び彼を晴々とさせた。新九郎は怖々こわごわながら、盃の数を重ねて
剣難女難 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
強烈にして芳醇ほうじゅんなる蒸発性物質が名探偵の鼻口を刺戟したらしく、彼は大きなくしゃみと共に生還したのであった。
其の翌日、僕は、六ヶ月かかって発酵はっこうさせたC子という豊潤ほうじゅん美酒びしゅを、しみじみと味わったことだった。
恐しき通夜 (新字新仮名) / 海野十三(著)
と、豊潤ほうじゅんな酒のような歌声が響いてくるのであった。——ジュリアは確かにいた。同じような肢体をもったダンシング・チームの中央で一緒に急調きゅうちょうなステップを踏んでいた。
恐怖の口笛 (新字新仮名) / 海野十三(著)
要するに、小六の殺伐さつばつなる刃物は、お延をつないでいる強い鎖であり、お延のもつ豊醇ほうじゅんな年増美は、男をとろかす毒液であった。
剣難女難 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
善鸞 (杯を手に持ちて)このなみなみとあふれるように盛りあがった黄金色こがねいろの液体の豊醇ほうじゅんなことはどうだろう。歓楽の精をとかして流したようだ。
出家とその弟子 (新字新仮名) / 倉田百三(著)