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豊醇
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ほうじゅん
ふりがな文庫
“
豊醇
(
ほうじゅん
)” の例文
一たび徂徠の古文辞を唱えてよりここに始めてその形式と体例とを完成し、その感情と思想とを
豊醇
(
ほうじゅん
)
ならしむる事を得るに至った。
下谷叢話
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
要するに、小六の
殺伐
(
さつばつ
)
なる刃物は、お延を
繋
(
つな
)
いでいる強い鎖であり、お延のもつ
豊醇
(
ほうじゅん
)
な年増美は、男をとろかす毒液であった。
剣難女難
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
善鸞 (杯を手に持ちて)このなみなみとあふれるように盛りあがった
黄金色
(
こがねいろ
)
の液体の
豊醇
(
ほうじゅん
)
なことはどうだろう。歓楽の精をとかして流したようだ。
出家とその弟子
(新字新仮名)
/
倉田百三
(著)
この曲に示したカサドの演奏は、カサルスの平明
豊醇
(
ほうじゅん
)
さともまた違ったものである。カサドの特色なる甘美な柔軟さは充分あるが、その上、情熱と燃焼と、力の
漲
(
みなぎ
)
りが、かなりよく表現されている。
名曲決定盤
(新字新仮名)
/
野村胡堂
、
野村あらえびす
、
野村長一
(著)
豊
常用漢字
小5
部首:⾖
13画
醇
漢検準1級
部首:⾣
15画
“豊醇”で始まる語句
豊醇優麗