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谷村
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やむら
ふりがな文庫
“
谷村
(
やむら
)” の例文
一人のみすぼらしい旅人が、甲州
谷村
(
やむら
)
在
宝村
(
たからむら
)
の
大旗
(
おおはた
)
尋常高等小学校へ、深夜こっそり訪れて来た。校長に逢い
度
(
た
)
いと云うのである。
国事犯の行方:―破獄の志士赤井景韶―
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
「え、
谷村
(
やむら
)
の
丸三
(
まるさん
)
という店に奉公して居りましたが、のちに、独立して、甲府で呉服屋をはじめました。」
新樹の言葉
(新字新仮名)
/
太宰治
(著)
ヤツが
谷中
(
やなか
)
や
谷村
(
やむら
)
などのごとく、ヤの一字音に化しているのを見ると、本来は
拗音
(
ようおん
)
であったかと思うが、北武蔵から上州辺にかけては、ヤトといって谷戸の二字を宛てている。
地名の研究
(新字新仮名)
/
柳田国男
(著)
勝山城のあった
谷村
(
やむら
)
町は「
甲斐絹
(
かいき
)
」の産地として名があります。この絹織物は薄手で密で、
艶
(
つや
)
があり
滑
(
なめら
)
かさがあり、特に裏地には適したものであります。風呂敷にも好まれました。
手仕事の日本
(新字新仮名)
/
柳宗悦
(著)
十分ほど前に出た數臺の鐵道馬車をば大月の町はづれで追ひ越し、今朝九時三十分の汽車でついた人たちを乘せた馬車をば
谷村
(
やむら
)
と吉田の中間で追ひ越して、一時間と少しで吉田の町に入つた。
湖水めぐり
(旧字旧仮名)
/
野上豊一郎
(著)
▼ もっと見る
「それから兵馬様、もし何かまた御相談事が出来ましたらば、私は
明後日
(
あさって
)
まで
馬喰町
(
ばくろちょう
)
の大城屋というのに
逗留
(
とうりゅう
)
をしておりますから、甲州
谷村
(
やむら
)
のおやじとでもおっしゃっておたずね下さいまし」
大菩薩峠:21 無明の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
「ええ、
谷村
(
やむら
)
でございます」
大菩薩峠:27 鈴慕の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
谷
常用漢字
小2
部首:⾕
7画
村
常用漢字
小1
部首:⽊
7画
“谷村”で始まる語句
谷村博士
谷村道