“譌”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
うそ33.3%
いつはり33.3%
なま33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
新聞なるものゝ平気にうそをつく事をまだよく知らぬ人達の間には大分影響えいきょうしたと見え、見舞やら問合せの手紙はがきなどいくらか来て、余は自身で自身の正気を保証ほしょうす可く余儀なくされた。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)
満枝は、彼のことばの決していつはりならざるべきを信じたり。彼の偏屈なる、にさるべき所見かんがへを懐けるも怪むには足らずと思へるなり。
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
近ごろその草藁そうこうを持し来つて余に示す。余巻を開き、細玩するに、複する者はこれり、く者はこれを補ひ、なまる者はこれを正し、綜核究窮、直ちに原書の蘊奥うんおうつくす。その紹述の功勤めたりとふ可し。
杉田玄白 (新字新仮名) / 石原純(著)