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諜者
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まわしもの
ふりがな文庫
“
諜者
(
まわしもの
)” の例文
これだけの人数ではむずかしいが、
砦
(
とりで
)
のなかにはまえまえから、こっちの
味方
(
みかた
)
が
諜者
(
まわしもの
)
になって
入
(
い
)
りこんでいるし、
火薬
(
かやく
)
の
爆音
(
ばくおん
)
をあいずとして、
甲府表
(
こうふおもて
)
から
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
「大久保長安? ——やや、すると、おまえたちは、
慾
(
よく
)
に
釣
(
つ
)
られて
敵
(
てき
)
の
諜者
(
まわしもの
)
に買われたのじゃな」
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
「
裏切
(
うらぎ
)
り者じゃ!
徳川家
(
とくがわけ
)
の
諜者
(
まわしもの
)
じゃ。竹童ッ! はやく
味方
(
みかた
)
のものにこのことを」
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
「——さては、天子の密旨をうけて、おれに和睦をすすめに来たな。天子のご都合はよいか知らぬが、おれには都合が悪い。誰かこの
諜者
(
まわしもの
)
をくれてやるから、試し斬りに用いたい者はいないか」
三国志:04 草莽の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
「どこぞの
諜者
(
まわしもの
)
だろう、
縛
(
くく
)
ってしまえ」
宮本武蔵:03 水の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
諜
漢検準1級
部首:⾔
16画
者
常用漢字
小3
部首:⽼
8画
“諜”で始まる語句
諜
諜報
諜合
諜状
諜客
諜計
諜報局
諜報方
諜報網
諜報機関