話柄はなし)” の例文
さし代ッたなりに同じ話柄はなしの種類のかわッたのが、後からも後からも出て来て、未来永劫えいごう尽きる期がないらしく見えた。
今戸心中 (新字新仮名) / 広津柳浪(著)
別世界は別世界相応の話柄はなしの種も尽きぬものか、朋輩ほうばい悪評わるくちが手始めで、内所の後評かげぐち廓内くるわの評判、検査場で見た他楼よその花魁の美醜よしあし、検査医の男振りまで評し尽して、後連あとれんとさし代われば
今戸心中 (新字新仮名) / 広津柳浪(著)