試合しあ)” の例文
ピータ なんぢゃ、けんしまうて洒落しゃれけ? よし! すれば、名劍めいけんしまうて名洒落めいじゃれ打挫うちひしいでくれう。さ、をとこらしう試合しあうてい。
「権どの、手綱を持て、歩きながら話そう。——試合しあうか、試合わぬかは、わしも歩きながら考えるとして」
宮本武蔵:06 空の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「御舎弟又十郎殿と、試合しあえという上意でござる。すぐお支度あって、あれへお越しください」
柳生月影抄 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
それにしても石舟斎と試合しあわずしてこの城を去るのは生涯の遺憾だと思う。
宮本武蔵:03 水の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
どうぞわしの願いをかなえて試合しあってやって下されい。お願い申しまする
宮本武蔵:06 空の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「どう試合しあったのだ? 貴様は、ただ見ていたのか」
宮本武蔵:05 風の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)