言畢いいおわ)” の例文
「かしこなるは我がれるデウベンの城のぬしビュロオはくが一族なり。本部のこよひの宿はかの城と定まりたれば、君も人々に交りたまふたつきあらむ。」と言畢いいおわる時
文づかひ (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
言畢いいおわりて卓の上におきたりし手袋の酒に濡れたるを取りて、大股おおまたにあゆみて出でゆかむとす。
うたかたの記 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)