“いいおわ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
言畢50.0%
云終25.0%
言已25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
言畢いいおわりて卓の上におきたりし手袋の酒に濡れたるを取りて、大股おおまたにあゆみて出でゆかむとす。
うたかたの記 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
云終いいおわりて其コロップを衣嚢かくしいるるに此所へ入来るは別人ならず今しも目科が呼置きたる此家の店番にして即ち先刻余と目科と此家に入込しとき店先にて大勢の店子等たなこらに泡を
血の文字 (新字新仮名) / 黒岩涙香(著)
言已いいおわツテなみだ下ル。誠モマタ泫然げんぜんタリ。(中略)先生壮時ノ詩ハ既ニ刻スルモノ十余巻。しこうシテ晩年稿ヲ留メズ。僅ニ女史示ス所ノ者ヲ存スルノミ。しゅうシテ一巻トナシ題シテ『枕山先生遺稿』トイフ。
下谷叢話 (新字新仮名) / 永井荷風(著)