“角造”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
かくざう50.0%
かくぞう50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ねえお幸、今日角造かくざうさんに聞くと三本松の家を山仁やまにさんはまた堺の商人へ売るさうだよ。わたしはそれがいいと思つて居るよ。おまへ達は知らないがそれはそれは無駄に広い家なんだからね。
月夜 (新字旧仮名) / 与謝野晶子(著)
姉弟の父は角造かくぞうといい、今戸の瓦屋の職人だったが、酒癖が悪く、飲みだすと三日も五日も休みなしに飲み、もちろん仕事には出ないし、酒乱のようになった。
落葉の隣り (新字新仮名) / 山本周五郎(著)