“かくぞう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
角三75.0%
角造25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
御光さんは豊津の女学校をやめて、うちへ帰つたさうだ。又御光さんに縫つて貰つた綿入が小包こづゝみるさうだ。大工の角三かくぞうが山で賭博ばくちを打つて九十八円取られたさうだ。——其顛末がくわしく書いてある。
三四郎 (新字旧仮名) / 夏目漱石(著)
姉弟の父は角造かくぞうといい、今戸の瓦屋の職人だったが、酒癖が悪く、飲みだすと三日も五日も休みなしに飲み、もちろん仕事には出ないし、酒乱のようになった。
落葉の隣り (新字新仮名) / 山本周五郎(著)